妊娠希望の人必見！！〜夫が風しんの抗体価検査をしてきました〜
なぜ、風しん？
妊娠を希望している方なら既にご存知かもしれませんが、
なぜ、妊娠を希望すると、風しんに気をつけなきゃいけないのか…？
それには、２つの理由があります。
ひとつ目は、妊娠中に風しんにかかると、生まれた赤ちゃんが
妊婦さんにとって風しんが怖い理由
①先天性風しん症候群
妊娠20周までの間に、妊婦さんが風しんにかかると、
難聴・白内障・先天性心疾患などを患う、
先天性風しん症候群を持って生まれてくるかもしれません。
元々その子が持って生まれた病気ではなく、
妊娠中に母体が風しんにかかってしまったことが原因で、
健康で産まれないかもしれないというのは、出来ることなら全力で防ぎたいですよね。
②感染力の強い風しん
飛沫感染する風しん。
どのくらい感染力が強いかというと、
風しんの免疫を持っていない集団の中に、１人風しんにかかった人がいると、
５〜７人に移してしまうらしいです。
たった１人風しんにかかっただけで５〜７人に移るということは、
ネズミ算式に増えていくのが想像できますよね。
③風しんにかかっても、症状が出ない人もいる
風しんは、比較的子どもは症状が軽く、成人すると子どもに比べて重症化しやすくなるみたいです。
合併症を併発する重篤な症状を発症する人もいれば、ほとんど感染症状を示さない人まで、
様々なようです。
と、いうことは、もし身近な人が風しんにかかっていたとしても、
気がつかない場合もあるかもしれません。
風しんにかかっている人には近づかない、が
できない病気なんです…
④妊娠中は、風しんの予防接種ができません
胎児への影響を考慮し、妊娠中は予防接種ができないことになっています。
また、予防接種をしてから２ヶ月は、
同じく胎児への影響を考慮して、避妊する必要があるそうです。
だから、妊娠してから風しんが心配になって、
抗体の検査をして、自分に抗体がないことがわかっても
ただ、風しんが自分に移らないように
気をつけることしか出来ないんです。
どうですか？怖くないですか？風しん。
⑤昭和生まれの人は、風しんの予防接種が足りていないかもしれません
あなたは昭和生まれですか？
身の回りに、昭和生まれの人はいませんか？
実は、昭和生まれの人は、制度的に風しんの予防接種が足りていないかもしれません。
風しんは２回予防接種していることを推奨されています。
予防接種を２回していれば、大体の人が抗体を持てるそうです。
（何年も時間が経っていると抗体が弱まっている可能性もあるらしいですが）
近年、国内で風しんが局所的に流行しているのは、これが原因という見方もあるそうです。
昭和生まれといえば、私たちの両親世代はもちろん、
妊娠を考えている世代にも昭和生まれはまだまだいますよね。
詳しくは、厚生労働省のHPを見てみてください！
厚生労働省HP
www.mhlw.go.jp
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夫は注射が嫌い
さて、夫にこの話をして、抗体価検査を受けてきてもらうことになりました。
でも夫、注射が大嫌いらしくて。
なんでも、血を見るとフラフラしてくるらしいです。
毎月見慣れているからか、
血を見るとフラフラって、私はあまり理解できないんですけどね…
職場に献血車（任意）が来た時、後輩と２人で逃げ回っていたそうです（笑）
わたし自身は大学時代に検査済み
実は私は、子どもと関係のある大学に通っていたので、
抗体価検査は大学時代にすでに受けていました。
妊娠を考える年齢になって、少しでも節約したいと思っていたので、
大学時代に受けていたのはかなりありがたかったです！
子どもと関係のある大学や職業ではなくても、
成人したら一度抗体検査を受けておいたほうが、
未来の自分のためにも、
周りにいる妊婦さんやその家族の方にとっても、
良いかもしれませんね
検査、受けてきてくれました
注射は嫌いだけど、検査受けてきてくれました（笑）
風しんの抗体を持ってるかどうかが大事なこと、わかってくれたみたいです
その日の夜には、ご褒美にハーゲンダッツを買ってあげました（笑）
うまいうまいと食べてました（笑）
風しんの抗体検査、自治体からの補助が受けられます
妊婦さんが風しんにかかると良くないっていうのは、国でも認められていて、
風しんの抗体検査と、抗体がなかった人の予防接種については
補助が受けられるところがほとんどになっているはずです。
補助の内容は自治体によって異なるので、
気になった方はお住まいの自治体のHPなどで調べてみてくださいね！
わたしの住む自治体では、
夫が病院で聞いてきた話によると、
風しんの抗体検査代・風しんの抗体がなかった人の予防接種代
の両方が無料、とのことでした！
お財布に優しいですね！！
でも夫には、ついでに麻しんの抗体も調べてきてもらったので、
麻しんの抗体検査代3000円は支払いをしました。
ちなみに余談ですが、
風しんと麻しんの予防接種は、MRという２つの混合ワクチンになっているそうです。
どちらの抗体がない場合でも同じワクチンで予防接種する、ということなのですが、
補助金が出るのは、風しんの抗体がなかった人のみ。
麻しんの抗体がなくて予防接種したい場合は、風しんの時と同じMRを摂取するのですが、
料金が発生してしまうそうです。
あくまで、わたしの住む自治体は、ですが…
なんだかややこしいですね
基準値の32倍！？
そして、２週間くらいして、検査結果を聞きに行ってきました！
夫からのLINEにはこう書いてありました
『なんと通常の抗体値の32倍ありました…笑』
…32倍！？！？
32倍って、逆に異常なんじゃないか…！？
と思いながら、帰宅しました
正常値でした
家に帰ってから、検査結果の紙を見てみると、
基準値：8倍
と書いてありました。
ていうことは、夫は基準値の４倍ってことですよね（笑）
早とちりな夫くんでした（笑）
しかも、後からその用紙をよくよく見てみると、
・８倍未満…免疫なし。予防接種を推奨
・８倍〜16倍…抗体はあるが、感染予防には不十分。再度予防接種を推奨
・32倍以上…十分な免疫あり。予防接種は必要なし
という感じの内容が書いてありました。
これによると、夫はギリギリ予防接種しなくて済んだということだと思うのですが（笑）
知らぬが仏って、まさにこのことですね（笑）
ともあれ、抗体をちゃんと持っていて一安心でした！
ちなみに夫は、検査結果を聞きにいく日の朝、
もしかしたらまた注射するかもしれない…とすごく憂鬱になっていたらしく、
予防接種の必要がないとわかったら嬉しくて
そのまま炎天下の中１時間半もジョギングに行き、
熱中症になりかかったそうです（笑）
本当に、かわいいかわいい夫です（笑）
妊婦さんが風しんにかからないようにするために
風しんの抗体を持っていない女性が妊娠してしまったら、もう、
風しんの流行している地域へ行かないことくらいしか
予防策はありません。
でも、妊娠していなければ予防接種できるんです。
身の回りに、妊婦さんはいませんか？
将来、子どもが欲しいと思っていませんか？
人混みへ行っていませんか？
胎児を風しんから守るのは、お母さんではなく、
周りにいる人の方が重要かもしれません！
あした星
